地味女が巻き込まれました。【下完】



「゛綾香の一緒に居させて下さい゛って・・」


その言葉を聞いた時、私の内側にじんわりと暖かく響く。


「もう、あまりにもしつこいから私も、折れちゃったわよ。」 


そう言いながら体温計を渡されてそれを私の脇に挟む。


「生意気で煩くて・・餓鬼だけど、とても、良いお仲間さん達ね。」


叔母さんはお母さんの様に優しい笑顔で微笑んだ。

確かに叔母さんの言う通り。

皆は常に


五月蝿くて


騒がしくて



面倒臭くて・・・


でも誰よりも思いやりがあって


大切な大切な

最高の゛仲間゛なんだよね。