「あんた達~っ!起きなさい~っ!」
バンバンッと何処から持って来たのか鍋にお玉を叩きつけ物凄い騒音を鳴らす。
声の主というと40代後半くらいの小太りのおばちゃん。
おばちゃんはナース服を着ている。
・・・あぁ、そうだ。
病院だ!!
私はその時やっと状況理解する。
「起きなさいっ!!」
ドンッ
背中を叩かれ起こされる陸くん。
「いってええ!!」
その陸くんの叫び声で優、廉、麗も起き出す。
「俺はもっと上品で美人なナースの姉ちゃんが良かった!」
と、陸くんは嘆き、またナースの叔母さんにぶっ叩かれる。



