「辛いか・・?」


私の髪をサラサラと撫でながら廉は心配そうに顔を覗き込む。

「大・・丈夫」


「あと、少しだから」


チラッと待ち番号を見るとまだ60番。


先はまだまだ長そうだ。 

「ふぅ~癒される~」


陸と麗は人の気も知らないで物凄く気持ち良さそう。