クーラーガンガンに入ってるのもお構いなしに私は外の空気が吸いたくて窓を開ける。



窓から少し顔を出し、風を受ける。



何ともいえない温かい風を受け季節はもう、夏ということを実感させられる。




この前まで桜が咲いていた木々には濃い緑の葉がたくさんついている。




私はあの話を聞いて失った記憶への関心が更に高まった。




それは、お母さんと



お父さんの話。