真っ白な彼女が真っ赤に染まって行く。

その姿に興奮してしまう。


「美しいね。」



痛みに顔が歪む綾香ちゃん、その表情は綾香ちゃんの魅せる表情で一番僕が好きな表情。



「でも、やっぱり悲しいよ。」



君が彼を選ぼうとしている事が。


今も物凄く嫉妬している綾香ちゃんを腕に抱く彼が。

愛し合っている二人が。


今すぐにでも撃ち殺してしまいたいぐらいだがそれでは面白く無い。



だから、僕は考えた。



君と永遠に一緒に居る方法をね。



「綾香ちゃん、またね。」


こめかみに銃口を当て、引き抜いた。



パァンッ