「ねえ、貴方は人に愛された事ある?」 カチャリ… 私のこめかみに、両親を奪った物を当てられる。 「…解ってる?綾香ちゃんの立場。」 「ええ、勿論。私を殺すの?」 「君次第。」 異変に気付いたのか、廉がこっちを向く。 「あぁ、そうか。アイツを殺せば良いのか。」 クスクス笑いながら、廉に銃口を向けた。