「綾香ちゃん、大丈夫だからほら、こっちにおいで。」 「ハアハア…い…や…だ…」 でも、そんな抵抗する余裕も無かった。 酸素が足りないせいか、足元がふらついてしまう。 「おっと。」 私は、その場で倒れてしまうが後ろに居た流蛇に支えられる。 「…お願い、此処から出して…私…居たくないよ…」 「ごめん……ね。」 流蛇は目を逸らしながら私に謝った。