地味女が巻き込まれました。【下完】



「綾香ちゃん、大丈夫だからほら、こっちにおいで。」


「ハアハア…い…や…だ…」



でも、そんな抵抗する余裕も無かった。


酸素が足りないせいか、足元がふらついてしまう。



「おっと。」



私は、その場で倒れてしまうが後ろに居た流蛇に支えられる。



「…お願い、此処から出して…私…居たくないよ…」


「ごめん……ね。」



流蛇は目を逸らしながら私に謝った。