「ざけんな!追いかけるぞ廉!!」 「アイツ、ちげえ。」 「「え?」」 どうやら、俺以外はアイツがあの男ではないという事に気づかなかったらしい。 ”双子”の自分だからわかったのだろうか? ともかく、アイツはきっと一条流架の双子の片割れ。 なんとなく、そういう気がした。 「アイツは、一条流架じゃねえ。さっさと綾香探すぞ。」 優と陸の頭上には、?マークが大量に付いていた。 俺はそれを無視して先に進んだ。