「廉、僕がここをヤルよ。」 「は…!?」 「いやあ、久しぶりに強敵見て血が騒ぐというかさあ…戦いたくてしょうないんだよね。」 目の色を変えず、口角だけを上げて笑う竜は兄には見えなかった。 同時に、俺の名前を呼んだ竜に驚き、目を見開いた。 「…行け。直ぐに追いつく。」 「…あ、あぁ」 俺は元神龍の幹部達をつれ、俺は綾香を探しに行った。 背後からは、竜の楽しそうな声が聞こえた。