「態々、ありがとうございます。」 俺は、神鬼現役代表として、礼を言うと、後に続いて皆も頭を深く下げた。 「気、遣うな。」 「そうよ、あんまり気い遣わなくて良いわよ。当たり前の事なんだから。」 エリさんはふふっと、微笑んだ。 「綾香にも、会った事あるんですか?」 「当たり前よ~っ、ま、あの綾の馬鹿が見せたがらなかったけど。」 「香織も、あまり見せてくれませんでしたよね。」 「子バカって奴かしら?」 「…だな。」 うんうん、と縦に首を振りながら、話始めた。