流蛇はこんな状況でも、まだ寝惚けているのかモゾモゾしていた。 「流蛇……起きて…!」 肩を揺さぶりながら言う。 「ん……」 しかし、流蛇は起きようとしない。 「流蛇…コロス……」 獲物を定める様に流架は流蛇を睨み、目の色を変える。 危ないッ………! 私がそう思った時は既にもう遅かった。