地味女が巻き込まれました。【下完】




「クスッ、大丈夫。純粋に愛してるだけだから。」



私の心を察したのか、優しく目を細め言った。


その言葉に、私もホッと胸を撫で下ろす。



「俺、狂ってるんだ。」



いきなりの発言に、再び不安感が募る。



「……でもね、兄貴はもっと、狂ってる。……どうにかしなきゃいけない事くらい解ってる。」