「ぎゃあああああ!!!」 私の叫び声が店内に響く。 「どうした!?」 直ぐにカーテン越しに廉の焦った声が聞こえた。 これは悲しさの叫び声じゃない。 歓喜の叫び声なのだよっ!! だって・・だって・・・ 「カップが上がってる!!」 のだもの。 「ハァ・・・」 廉の深い溜め息が聞こえた。