地味女が巻き込まれました。【下完】




パシンッ!



伸ばされた手は虚しく、はね除けられる。


流蛇は私から気まずそうに視線を反らし、部屋の出口へと行ってしまう。



「綾香ちゃんの味方なんて、もう居ないよ?」


「…れ…ん。」


「許さない。」



またケガサレル。



「汚れた綾香ちゃんなんて、もう誰も愛せないね?」


一条流架は満面の笑みを浮かべた。