「貴方、誰…ッ?」 私が言うと悲しそうに顔をしかめる。 「酷いなあ…僕は、長い間君だけを想って生きていたのに、君は忘れてしまったのか。…クスッ、君の体は覚えて居る様だけど。」 確かに、私の体は今までに感じたことが無いほどの寒気、震えを感じていた。 「………こう、言ったら解る?」