「馬鹿、離れろっ」 何故か口元を押さえながらベリッと私を剥がす廉。 吐き気がする程いやだったのかな・・? 私は一気に落ち込んだ。 「・・・違えよ。別に嫌なわけじゃない。ただ・・」 「ただ・・・?」 「襲いたくなるから」 私の気持ちを読み取ったのか恥ずかしそうに顔を隠しながら言う。 私は自分で聞いといて頬を紅潮させる。 「早く試着しろ。」 私に背中を向けながら言う廉の手から水着を取り試着室へ逃げ込むように入っていった。