私は、危険を察知し、直ぐに逃げようと体勢を整え様とした‥……が、何かに足を取られる。 カシャン……… 足元から聞こえた、金属の音。 「なに……これ…」 足枷………? 私が、寝ていたベッドの足へと足枷の鎖は続いていた。 自分の血の気が一気に引いて行くのを感じた。 「逃げようとしても…無駄だよ?」 美しいその微笑みは、私からしたら悪魔の微笑みにしか見えなかった。