地味女が巻き込まれました。【下完】




「レックス、類、もう戻ろうか。あぁ…君達は、コーヒー飲んだら勝手に出て行っちゃっていいよ。」



と、言うと、出口へと向かって行ってしまう。



「…綾香が、一条流架に付けられていたんだ……!」


ピタッと、部屋から出る瞬間アイツの体が止まる。



「それは本当か…!?」



血相を変えてそう尋ねる。

こんな焦った表情のコイツは初めてで、俺まで戸惑ってしまう。



「あぁ…」