「レックス、類、もう戻ろうか。あぁ…君達は、コーヒー飲んだら勝手に出て行っちゃっていいよ。」 と、言うと、出口へと向かって行ってしまう。 「…綾香が、一条流架に付けられていたんだ……!」 ピタッと、部屋から出る瞬間アイツの体が止まる。 「それは本当か…!?」 血相を変えてそう尋ねる。 こんな焦った表情のコイツは初めてで、俺まで戸惑ってしまう。 「あぁ…」