「………助けてっ…」




今にも消えそうなくらい、小さな声。


でも、確かにその声は俺達の耳へとしっかりと俺達に届いた。



俺以外にも、その声は届いたらしく、皆顔を見合わせてニヤリと笑みを浮かべる。