地味女が巻き込まれました。【下完】



すると、優達が俺に駆け寄って来た。



「大丈夫か?」


「ああ……」



ああ、と返事を返すのも今は精一杯だ。



「あいつ、誰だったんだよ!?」


「……」



口に出したくも…無い。



「おいっ!廉っ!」



返事を返さない俺に苛立ったのか、陸は俺の体を揺さぶる。