「つーっ…やっぱり、いって~!」
「というか、お前何でこんな事になったんだよ。」
等々、痛みに悲鳴を上げた麗だが、そんな事無視して俺は尋ねた。
「いやさ~、綾香を送った帰り道でいきなり20人くらいの男達に囲まれちゃってさ~…、いつもだったら20人くらいどうにかなるんだけど…これが結構強くてさあ…」
「あいつ等一体何者なんだろーなあ?」
…!
さっきまで熟睡していた筈の神さんがいきなり、うんうんと頷きながら話に参加し始めた。
「外見からして、まあ…一般人じゃ無いことは確かだな。」
「あー!!あんな奴等に負けるなんて!!……そういえば、綾香は?」



