学校に着くなり、鬼虎の皆に色々、心配された。
隈も凄いし、顔色も悪いし。
「綾香、保健室行った方が良いんじゃない?」
竜のその一言で私は保健室に強制送還された。
「失礼しまー・・す」
そう言って、静かに保健室に入る。
どうやら、保健室の先生は不在みたいだ。
保健室の二つのベッドの片方はカーテンでしまっているし、靴が置いてあるので誰か眠っているのだろう。
私は、空いているもう片方のベッドに入り、仕切りカーテンを閉めた。
ベッドに入ると、疲れと眠気が一気に私を襲う。
いつの間にか私は
―・・・夢の中。



