身長差40cmのバレンタイン


「…小さいのに、足をプルプルさせながら背伸びしてる姿が本当可愛くて…」


翔くんは喋りながら、カウンターに突っ伏す

たぶん、照れ隠し…
だって、耳が真っ赤だよ?


「一人で無理して頑張ってる姿見て、放っておけなくて…俺が守りたいって思った」


そして、私も翔くんに負けないくらい赤い顔だと思う


「比奈…返事をください」


顔を上げた翔くんが私を見る

返事をください
それは、きっと告白に対してのだよね

翔くんが、はっきり私を好きと言ってくれた

次は私の番です




「翔くんが…好きです」