身長差40cmのバレンタイン


「お、お腹…大丈夫?」


人に踏まれたあげく、ゴミ捨て場にまで投げちゃったよ?


「あぁ…大丈夫。純の料理のお陰で腹は丈夫だから」

あ、そうか
って、納得するのは純ちゃんに失礼かな?


「ねぇ、あれトリュフだったよね?…ってことは、俺の気持ちに応えてくれるってことだよね?」

「………。」


俺の気持ちって何?
それじゃ、わからないよ


「比奈?」

「わかんない…翔くんの気持ちって…何?」


私が言うと、翔くんは一瞬驚いた顔をした

その後、困った顔をして言った


「ごめんね、ちゃんと言えば良かったね…」