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「きゃあっ!!」


「うぉっ!?」


──ドスーン!むにっ。



手取り足取り教えている最中、キューティーハニーが俺に激突してきた。


二人して雪に埋もれ、衝撃の後に柔らかいモノが当たってくる。



おぉ、これが噂のプクッとボインか?


ウェアの上からでも分かるって…本当にボインちゃんなんだな。

サクエリの名に恥じないわ。



「ゴメンなさ〜い!!冬瑚先輩!大丈夫ですかぁ!?」



重そうなまつ毛に縁取られた大きな目をバシバシ瞬きさせながら、サクエリちゃんが俺の腕にしがみ付く。


そうだ、感心してる場合じゃなかった。