親父とはここ数年まともに会話をしていない。 母が幼い頃に亡くなり、父は俺を“立派な”後継者にするべく、厳しく育てた。 英才教育ってやつ。 俺だって父に認められたくて必死に努力してきた でもある時、気がついたんだ。 俺は親父の敷いたレール以外は歩けないこと。 歩かせてもらえず、認められないこと。 気がついたんだ。 あの事をきっかけに-- ---……………