中は思ったよりも広くて2人が入っても少し余裕があった



入ったものの中には何もなく楠葉も祐も少しがっかりしたのは言うまでもない




「なにもないな。でよう」


「うん」




出口が狭いため
四つん這いになってでようとした時


急に後頭部に衝撃が走った


後ろから祐の“うっ”という声が聞こえたためきっと彼もくらったのだろう



でもいったい誰が…



考えている間にどんどんあたしの意識は途切れていった