屋根を伝い逃げるが、やつらはしつこく、
あたしを追ってくる
すると
目の前に広がっていた屋根がすぐ先で終わっていた
運のない日はとことん悪いらしい
しかし他に逃げ場所もなくあたしはそのまま屋根から降りたのだが…、
目の前に立っているのは
新撰組。
絶体絶命
大ピンチである
“どうしよう…”
と心のなかで焦る楠葉をしりめに
「ここまでだ、黒般若。お前を新撰組に連れていく、おとなしく言うことを聞くのだ。」
一人の男が言う
すると回りにいた男達があたしを捕まえようと近づいてきた
冗談じゃない!
あたしはこんなところで捕まるわけにはいかないんだ
ばっ、と顔をあげ刀を引き抜き手前にいた男に向けた
「うわぁ…」
男は突然向けた刀に驚いてしりもちをついた
そんななか後ろでにこにこしていた男が隊士達を避けてこちらに歩いてくる
「やっと闘える日が来ましたね。漆黒の黒般若さん…」
なんだかとてつもない殺気をかもしだす彼は先にあたしに切りかかってきた
それをなんとかうけとめるものの、男に力では勝てない
じょじょに押され始めた
その為、一旦間をとったあたしは勢いよく彼に斬りかかっていった
「はあぁー!」
しまった…
と思った時にはもう遅く
「お、女…?」
相手に正体がばれてしまった
しかし、それでたじろいだ男の腕に刀をかすめ傷をつけることができた
「総司ーっ!」
後ろにいた男はあわてて彼に声をかける
嫌がる男に傷のことを理由にあたしの相手を代わったやつの名前は斎藤 一と言うらしい
確か、3番隊組長で左利きの剣豪である、ということを授業で習ったのをおもいだす
久々におもいだす現代のことに楠葉は目を細めた
しかしとんでもない剣豪だろうがなんだろうがあたしは負けるわけにはいかないのだ
そのままあたしは斎藤に刀を向けた
「やあぁー!」
殺気をだし
あたしは斎藤に向かっていった
白熱する戦いが続きあたしはついに斎藤に留目をさせるところまできた
しかし、やはり剣豪だけあり滑りこむ刀を避けたのはよかったのだが途端にバランスを崩し
“不味い!”と思った時には倒れた樽が目の前に迫っていた
こうして楠葉の記憶はここで途絶えたのだった…
あたしを追ってくる
すると
目の前に広がっていた屋根がすぐ先で終わっていた
運のない日はとことん悪いらしい
しかし他に逃げ場所もなくあたしはそのまま屋根から降りたのだが…、
目の前に立っているのは
新撰組。
絶体絶命
大ピンチである
“どうしよう…”
と心のなかで焦る楠葉をしりめに
「ここまでだ、黒般若。お前を新撰組に連れていく、おとなしく言うことを聞くのだ。」
一人の男が言う
すると回りにいた男達があたしを捕まえようと近づいてきた
冗談じゃない!
あたしはこんなところで捕まるわけにはいかないんだ
ばっ、と顔をあげ刀を引き抜き手前にいた男に向けた
「うわぁ…」
男は突然向けた刀に驚いてしりもちをついた
そんななか後ろでにこにこしていた男が隊士達を避けてこちらに歩いてくる
「やっと闘える日が来ましたね。漆黒の黒般若さん…」
なんだかとてつもない殺気をかもしだす彼は先にあたしに切りかかってきた
それをなんとかうけとめるものの、男に力では勝てない
じょじょに押され始めた
その為、一旦間をとったあたしは勢いよく彼に斬りかかっていった
「はあぁー!」
しまった…
と思った時にはもう遅く
「お、女…?」
相手に正体がばれてしまった
しかし、それでたじろいだ男の腕に刀をかすめ傷をつけることができた
「総司ーっ!」
後ろにいた男はあわてて彼に声をかける
嫌がる男に傷のことを理由にあたしの相手を代わったやつの名前は斎藤 一と言うらしい
確か、3番隊組長で左利きの剣豪である、ということを授業で習ったのをおもいだす
久々におもいだす現代のことに楠葉は目を細めた
しかしとんでもない剣豪だろうがなんだろうがあたしは負けるわけにはいかないのだ
そのままあたしは斎藤に刀を向けた
「やあぁー!」
殺気をだし
あたしは斎藤に向かっていった
白熱する戦いが続きあたしはついに斎藤に留目をさせるところまできた
しかし、やはり剣豪だけあり滑りこむ刀を避けたのはよかったのだが途端にバランスを崩し
“不味い!”と思った時には倒れた樽が目の前に迫っていた
こうして楠葉の記憶はここで途絶えたのだった…

