「今日は一緒に食べてもらってありがとうございました」
「いえ、いいんですよ。これからは一緒に食べられるように私から土方さんに頼んでみましょう」
「ありがとうございます。山南さん」
「僕は安静に寝るよ。今日は大分具合がいいからね」
「そうですよ。きっとすぐにまた隊務に戻れますって」
「総司、待ってますよ」
あたしは彼らと別れて部屋に向かった
廊下を歩いていると何かを忘れているような気がした
うーん、と考えると右手に何かを持っていることに気がつく
「あーっ!みたらし団子。渡しそびれちゃった…」
もう一回戻ろうかと思ったがやめた
なんだか今みたらし団子を渡したら沖田さんは治らない気がしたからだ
これは勝手なあたしのカンであって証拠なんてない
だけど今はこれを渡すときではないだろう
そう考えると
部屋に戻って命がけで買ってきたみたらし団子を食べ始める
「ん〜。おいひい」
沖田さんが治りますようにと祈りを込めて確実に少し太った楠葉であった
「いえ、いいんですよ。これからは一緒に食べられるように私から土方さんに頼んでみましょう」
「ありがとうございます。山南さん」
「僕は安静に寝るよ。今日は大分具合がいいからね」
「そうですよ。きっとすぐにまた隊務に戻れますって」
「総司、待ってますよ」
あたしは彼らと別れて部屋に向かった
廊下を歩いていると何かを忘れているような気がした
うーん、と考えると右手に何かを持っていることに気がつく
「あーっ!みたらし団子。渡しそびれちゃった…」
もう一回戻ろうかと思ったがやめた
なんだか今みたらし団子を渡したら沖田さんは治らない気がしたからだ
これは勝手なあたしのカンであって証拠なんてない
だけど今はこれを渡すときではないだろう
そう考えると
部屋に戻って命がけで買ってきたみたらし団子を食べ始める
「ん〜。おいひい」
沖田さんが治りますようにと祈りを込めて確実に少し太った楠葉であった

