漆黒の黒般若

誰もいないことを確認すると一気に門をくぐった




「よし、脱出成功!…なんちゃって」



久々に行く町に少し気が緩む



「とにかく、早く買ってこないと」



楠葉はうるおぼえな記憶を頼りに町へ向かい始めた