この時代に来てから今まで当たり前にあったものが大切に思える



例えば携帯





2年前まではあたしたち女子高生の必需品でなにかあるたび携帯に頼っていた



例え友達が遠くにいても電話すれば声が聞けたし、テレビ電話にすれば顔だって見れた




しかしそんな電子機器がないこの時代、頼るものは神様や仏様だけだ



斎藤さん達は伏見奉行所に向かったがきっと今頃は戦ったりしているのだろう


皆の安否が気になる


携帯があれば様子だってわかるのに…



改めて江戸時代の不便さを感じさせられる



斎藤さんの声が聞きたい…


無意識に求めてしまう気持ちに楠葉は気づかない