「はぁ…」 閉じられた襖によって日の光が届かない部屋は昼間だと言うのに薄暗く少しじめじめしている そんな部屋に閉じこもり刀の手入れをしているのだがその手はすっかり動くことをせずにかなりの時間止まっていた 目線は定まらずボーッと宙をさしている そんな中、誰かが開いた襖の隙間から光が差し込んだ まぶしい光にすこし眩みを覚えながらも開いた襖の方に顔を向けた 「よぉ、総司。元気してるか〜?」