周りからなにやら声が聞こえ祐も目を覚ました そして隣に楠葉がいない姿に気付いて飛び起きた 「楠葉?」 周りを確認しながら彼女の名前を呼ぶが、楠葉が近くにいる気配はなかった 「くっそ、何処行ったんだ楠葉…」 一人で迷子にでもなっているんじゃないかと心配する彼のあたまに困って泣き叫ぶ楠葉の姿が浮かぶ 17にもなって小さい子供のような彼女にふっと笑みがこぼれた 「さっさと探してやるからな楠葉」