いつものように斎藤さんを見送っていたら廊下を佐之さんと平助君と永倉さんが歩いてきた
「おはよう楠葉っ。誕生日おめでとう!」
「ありがとう。平助君」
「おっ、楠葉今日はかわいい髪紐つけてんじゃねぇか」
「これですか?斎藤さんがくれたんです。髪の毛も今日は斎藤さんが結ってくれたんですよ」
笑顔で答える
しかし質問してきた佐之さん曰く3人は唖然としている
「どうしたんですか…?」
眉をひそめながら斎藤さんの方を振り向くと
斎藤さんも赤面で立っていた
「さ、坂下っ…。そのことは、あまり口外しないでもらいたいというか…。なんと言えばいいのか…」
赤面で目が泳ぎきっている斎藤さんにあたしも唖然となる
「まさかあの斎藤がなぁ…」
「あぁ、こういうこともあるんだな」
「一くんが髪紐買う姿が想像できねぇ…」
「あっははは!平助そうだよな〜。あの堅物が女物の髪紐買うんだぜ?想像できないできない」
「斎藤さんのこと悪く言わないでください!」
「あぁ、悪いつい。でも斎藤から貰い物するなんて楠葉はよっぽど気に入られてるんだな」
「へっ?!気に入られて…」
「お前ら、今日は俺が剣の稽古をつけてやる。もしかすると殺してしまうかもしれない、本気でやるんだな…」
「っ!!」
後悔先に立たず
かなり怒っている斎藤さんはスタスタと廊下を歩いていってしまった
真っ青になった3人もあとを追う
「斎藤さんっ。本当に殺しちゃダメですよ!」
3人の安否を心配して廊下の先に声をかける
するとチラッと振返った斎藤さんは“わかってる”と声には出さず言うと笑みをこぼしまた歩いていってしまった
取り残されたあたしは今起きたことに目をぱちくりさせて驚きを隠せないでいた
なんだかあたしと斎藤さんだけの暗号みたいだったな
変なことを考えてまた顔が赤くなった
「おはよう楠葉っ。誕生日おめでとう!」
「ありがとう。平助君」
「おっ、楠葉今日はかわいい髪紐つけてんじゃねぇか」
「これですか?斎藤さんがくれたんです。髪の毛も今日は斎藤さんが結ってくれたんですよ」
笑顔で答える
しかし質問してきた佐之さん曰く3人は唖然としている
「どうしたんですか…?」
眉をひそめながら斎藤さんの方を振り向くと
斎藤さんも赤面で立っていた
「さ、坂下っ…。そのことは、あまり口外しないでもらいたいというか…。なんと言えばいいのか…」
赤面で目が泳ぎきっている斎藤さんにあたしも唖然となる
「まさかあの斎藤がなぁ…」
「あぁ、こういうこともあるんだな」
「一くんが髪紐買う姿が想像できねぇ…」
「あっははは!平助そうだよな〜。あの堅物が女物の髪紐買うんだぜ?想像できないできない」
「斎藤さんのこと悪く言わないでください!」
「あぁ、悪いつい。でも斎藤から貰い物するなんて楠葉はよっぽど気に入られてるんだな」
「へっ?!気に入られて…」
「お前ら、今日は俺が剣の稽古をつけてやる。もしかすると殺してしまうかもしれない、本気でやるんだな…」
「っ!!」
後悔先に立たず
かなり怒っている斎藤さんはスタスタと廊下を歩いていってしまった
真っ青になった3人もあとを追う
「斎藤さんっ。本当に殺しちゃダメですよ!」
3人の安否を心配して廊下の先に声をかける
するとチラッと振返った斎藤さんは“わかってる”と声には出さず言うと笑みをこぼしまた歩いていってしまった
取り残されたあたしは今起きたことに目をぱちくりさせて驚きを隠せないでいた
なんだかあたしと斎藤さんだけの暗号みたいだったな
変なことを考えてまた顔が赤くなった

