村につくとそこにいた人々はあたし達を見てなんだか噂をしている



きっと原因は
あたし達の服装だろう


あたしは病院から帰ってきた時点でセーラー服をきていて、勿論今もセーラー服にスニーカーというこの時代には不似合いな格好


祐も制服ではないもののパーカーにジーンズというもろ現代の格好



奇妙に思われない方が変な話で…



とても話かけられる雰囲気ではないことがわかる





それでも声をかけなくてはここが何処なのか
本当にあたし達はタイムスリップしてしまったのか…

それらを知ることは出来ないだろう



あたし達は意を決してこちらを見ながら話をしている3人の村人に話しかけた



「あの、すみません。ここは何処ですか?」



タイムスリップしてきたあたし達にはとても知りたいことなのだが、村人にしてみれば突然現れた不気味な奴らに変なことを尋ねられ気味が悪くないはずがない


声をかけたとたん“うわぁっ”と化け物でも見たかのように一目散に逃げてしまった