あなたの声が私に届くまで・・・

私が困っているのに気付いたかのように鈴木さんが口を挟んだ。

「えー?毎日、大夢さんが先約なの??」

〝毎日〟。
茜さんは、しっかりとその部分を聞いてくる。

「そー。毎日、俺が先約なの」

2人で私を奪い合っている・・・・・?

茜さんは一瞬、冷たい表情になった。

「・・・・そっかぁ、残念っ。じゃあ違う時間に会いにくるねっ♪」

何気にあっさり諦めた茜さんは少し微笑んで私の病室から出て行った。