「茜、翼、司。 うるさいわよ。」 「どうしてお前たちは、 こう毎日毎日、無駄な喧嘩ばかり。」 「そんなに喧嘩したいなら。 外でしなさい。」 「オヤジが起きるだろう。」 「茜も、女の子なんですから。 言葉使いに気を付けなさい。」 いつも、私だけ多めに怒られる。 お説教が終わった頃に、 やっと起きてくる父。 「今晩も、兄弟仲がいいな。」 にこやかにほほえみかけてくる。 そんな父に、嫌な顔をして。 『仲良くないわ… ゴホッゴホッ…』 部屋を、出ていこうとした。