“元気にしてた?” “こっちの生活にはもう慣れた?” なんて切り出せばいいのだろう。 話したいことはたくさんあるのに、いざ顔を見ると何も口にできない。 この時代に残ることに決めた、とも言いだせない。 「…あの」 「…少し背のびた?」 翼は私の隣に立って、頭をぽんぽんとする。 駄目。 決心が揺らいでしまう。 「聞いて欲しい事があるの。」 その前に。 伝えなければ。