「ヒッ!」 なんだなんだ!? あまりにも驚いて、変な声を出してしまった。 「聞いてみればさっきからため息ばっかり!こんな暑い中外で監視してる俺の身にもなってよ!」 ふすまの向こうから出てきたのは、まるで中学生。 「篠原は相変わらずちいせーな。」 「うるさいっ!」 「ムキになるところもまた可愛い。」 ははっと笑う。 俺の言葉に、篠原は顔を真っ赤にして怒り出した。