目の見えない吸血鬼との求婚

ここで引き返したら、何も分からない。俺は、手汗をかきながら手に持っていたシャツを床に置いた。


ゆっくりと立ち上がり、半開きになっている他のタンスに手をつきる。そして、ゆっくりと開けた。

「…ッ!!」


俺は、再び固まってしまう。目で見たものは、シャツの他に、血に染まっている家庭用で使用される包丁や、果物用ナイフなど、見たことろ、十本以上あると思われた。