目の見えない吸血鬼との求婚

「……」


「遊兎」


再び名前を呼ばれる。俺は正座にに座り、背筋を伸ばす。


「今回の犯人は、俺たちだけの力では解決出来ない。だから協力してほしい」


何を言い出すのか。父親らしくない。


弱気に聞こえたからだ。


父親は、反応を気にせずに、次々に言う。


「二人じゃなければ解決出来ない。それに、俺たちにとっても悲しいことだ。だから、遊兎も犯人を見つけてほしい」