目の見えない吸血鬼との求婚

大声で張り上げた柊の声が、図書室中に響き渡った。


反射に手を伸ばすのをやめる。


血相を変えた柊がきた。


「触っていないよね!?」


「あっ、うん」


同時に柊は、目の前にあった黄色い本を取り出して、何処かへ持ち出していった。


「それは?」