時計兎

流しの上にある棚に手を伸ばした。

手探りであれを探す。

『あれ』は死にいざなってくれる。死の恐怖から解放される簡単なすべ。

しばらく探っていると右手から血が出た。あれを見つけた証。いくつか見つけたが一番長いあれを手に取った。中途半端な長さではいけないのだ。