浩輝の大きな手が私の太ももを撫でながらスカートの中に入ってくる。
小さく抵抗する私にお構い無しに浩輝は続ける。
「嫌・・・やめて・・・」
「やめて?お前は俺の女だろうが!ふざけるな」
すすり泣く私を浩輝は無理矢理行為を終わらせた。
終わると踞る私を一瞬だけ見て出ていった。
でも直ぐにまた扉が開いた。
私は気にもしなかった。
相手をも見なかった。
でも暖かい気持ちになった。
フワッと肩に掛けられた学ラン。
浩輝がそんな優しい事をする筈がないと思った私はパッと顔を上げた。
そこには浩輝じゃなくて知らない男が居た。
「あんた外で聞いてたの?」
私はそれだけを聞いた。
「・・・・嫌、浩輝君が出てきた時に踞るあんたがチラッと見えただけだ。」
男はそう答えると煙草に火をつけた。
「・・・・そう」
私はそれだけを答えた。
けれど男は話を続けた。
「お前名前は?」
「・・・・璃里、私の名前を知らないなんて珍しいね」
「俺鑑別行ってたから学校来てないんだよ、正毅が言って可愛い女はお前の事か」
「知らない、あんたの名前は?」
「恭平。高城恭平」
高城恭平と名乗る男はキリッとした目で鼻が高くて凄くかっこよかった。
それが君との出会い。
最悪だけど心地よくて私と同じ匂いがした。
