布団をかぶって、咳き込む佑真を見ながら、一瞬だけ昔に戻った気がした。 そうよ。 佑真はいつだって、こんな風に優しかった。 あたしを気遣ってくれて、いつも心配してくれて…。 いつだったかな? 「陽菜は危なっかしいから、一人で帰るなよ」 冬の薄暗くなった日に、佑真はそう言ってたっけ。 それからずっと、一緒に帰ってくれてたんだよね。