「えっ!?今日は矢吹くん休みなの?」 「ああ。何かあいつ、熱があるらしいよ?」 いつも通り、会社に行くと、佑真の姿がなかった。 昨日までは、元気そうだったのに…。 「本社から来たって事で、あいつ相当気合い入ってたもんな。知恵熱ってヤツじゃねえ?」 山川くんは、そう言うと、すぐに仕事にとりかかった。 「そうかもね…」 どうしよう。 すごく心配…。