ダメだ。 こんなんじゃダメ。 あたしは部屋を出ると、廊下の奥にある給湯室へ向かった。 「しっかりしなきゃ」 佑真との再会で、浮ついてる…。 だけど、それはあたしだけで、佑真は違うんだから。 流し台の前に立って、深呼吸をしていた時、 「陽菜…?」 後ろから呼ばれた。