「おお、ごめんな。もう終わったよ」 田島くんはさっさと席を立ち、佑真の肩を叩いた。 「終わったって?」 眉間にシワを寄せ、佑真は睨んでる。 ちょっと、ちょっと。 かなり酔ってない? あたしも立ち上がり、佑真の側へ駆け寄った。 「ねえ、佑真。酔ってない?」 「酔ってねぇよ。お前たちが怪しいって事、ちゃんと認識出来てるんだからな」