「空を見るの?」
「うん」

見てるとスッキリするんだよ。と説明を受けた。
…ガチャ!…
「…何だ…屋上に来ればいると思ったんだが…」
先生は頭をかきながら屋上をでていった。
「どしたんだろね」
私が質問すると雑用だろ。と言われた。

わたしはあぐらをかいた足をくずして和也の隣りに寝転がって見た。


蝉がミーンミーン ジージー鳴いている。
聞いてるだけでジワジワする。

「どう?寝てるといいだろ!!」わたしは質問にそうだね。と曖昧な笑顔で答えた。


蝉の声がじわじわ響く季節は…
夏。