レッスンが終わり、
テラスで休憩をしている。

「どうして、お前がいるんだ。」


「そういうセルさんも。
仕事さぼってるとネルフさんに怒られますよ。」



「ふたりとも、喧嘩しないでよ。」


クククッッとルウナは笑う。


ルウナはわかっていないんだ。


俺がルウナの事でヤキモチを妬いていることを…



どんなにルウナを思っているかを…


俺はわからせたくて、
ルウナの腕をつかんだ。


悪いな…ラウル。


俺はルウナを譲るつもりはないんだ。



「行くぞ…ルウナ。」



「えッッ…ちょっとセル?」


「俺にもたまには時間をくれ。」



強引に腕を引っ張る俺に戸惑うルウナ…




それでも俺は、ルウナと二人きりになりたかったんだ。